保育園栄養士として子どもたちの健やかな体づくりのお手伝いを。
島野 亜矢子さん
私は普段保育園栄養士として働いています。日頃からバランスの良い食事を意識して調理していますが、改めてミネラルについて勉強して、益々必要性を感じました。
普段何気なく食べているインスタント食品、冷凍食品、調味料には食品添加物がたくさん含まれています。食品添加物はミネラル不足を引き起こし体に悪影響を及ぼすことを改めて知り、なるべくなら摂らないでいきたいとつくづく思いました。
発達障害の子どもに必要な栄養素は鉄分とカルシウムだということを知りましたので、自園でも、落ち着きがない子、奇声を発する子たちに、これらの栄養素を強化した献立作りを考えていきたいと思いました。
ミネラルは体内の重要な生理機能を司り、骨や歯の形成や神経の興奮の抑制、細胞の正常な活動のバックアップ、筋肉の収縮、血管壁の強化や皮膚の健康維持、基礎代謝の促進、抗酸化作用などの働きがあり、私たちの生命活動に欠かせない酵素の働きを活性化させる重要な役割があることを、周りの人にもわかりやすく伝え、健康な体を保てるようにアドバイスができたらと思います。
現在、ミネラルの多く含まれている食材を使ったミネラル強化メニューを発案して、保育園の保護者向けのお便りに掲載するなど、子ども達の成長に役立つ提案をしてきたいと考えています。自分自身もミネラルをプラスする食習慣を身につけ、野菜の組み合わせ、天然素材の調味料、良質な油の選択、出汁の上手な取り方、主食の玄米の必要性などを学び、自ら実践して、心も体も変えていきたいと思います。