自分自身が納得できる調味料を選びたいです。
永田 良江さん
本講座を学び、また下倉先生の調味料セミナーツアー「チョー魅了!調味料の世界」に参加させていただいて、先生が最初におっしゃっていた、『自分で調味料を選べるようになることが、今後自分自身の食生活においていかに重要なことであるか』ということが一番勉強になりました。
いくら健康に気をつけて無農薬の野菜や天然の魚等を買っていても、調味料の選び方、使い方ですべて台無しにしてしまっていたことに気付きもしませんでした。
砂糖・塩・酢・醤油・みそ・みりんを勉強していく上で、一番興味を持ったのは塩です。醤油やみそを作るのに塩は欠かせないものですし、料理をする上で一番の基本調味料だと思ったからです。塩がおいしくないと、いくら手の込んだ料理でも違うものになってしまうと思います。また海に囲まれた日本なのに海外の塩がたくさん使われていることにも驚きました。私達が毎日口にする見える塩以外に練り物や小麦加工品などに使われている塩のことは考えたことがありませんでした。せめて自宅で使用する塩に関しては、私自身がいろいろ勉強し、納得できたものを使いたいと思います。そして、塩に限らず、古来より日本で生産されていた伝統的な製法で作られている調味料を購入して、生産者たちを少しでも応援していけたらいいと思います。
発酵に興味を持ち、この食学調味料講座にたどり着いたのですが、砂糖・塩以外はすべて発酵であると気づき、昔から伝わってきた発酵という文化はすばらしいし、私達の子供世代にも、大量生産ではない手作りの調味料を残していけたらと思います。